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2024/04/09

令和6年3月21日(木)に第10回被爆者健康講話が開催されました。

令和6年3月21日(木)に、第10回被爆者健康講話が開催されました。

今回の講師は、長崎大学 医歯薬学総合研究科 先進予防医学共同専攻の渡辺 智子先生、
テーマは「【お薬の防災】を考えよう!」です。

開催に先立ち、原爆後障害医療研究所 国際保健医療福祉学研究分野の高村昇教授より、
ご挨拶と渡辺先生のご紹介、1月に起きた能登半島地震にふれながら、
災害についてのお話がありました。



地震をはじめ、水害、土砂災害、火山災害…さまざまな災害が日常化しています。
皆さんそれぞれに食料の備蓄、防災セットの準備、避難所の確認など、
災害対策を講じられていると思いますが、「お薬」の備えについてはいかがでしょうか?
今回の講話では、薬の防災に関して3つのポイントが紹介されました。

➀お薬手帳の活用
お薬手帳では、薬の履歴の確認、現在使用中の薬の確認、飲み合わせの確認ができます。
毎日飲んでいても、薬の正確な名前、何mgの薬かなど、
いざ説明が必要な時に思い出せない…ということがあるかもしれませんが、
お薬手帳が手元にあると、緊急時にも自分に必要な薬が正確に分かります。

②余裕を持った受診
薬が無くなってから受診、としていると、緊急時に薬が全く無く慌てることになるため、
医師、薬剤師と残薬管理について相談しながら、
余裕を持った受診と薬の備えに気を付けることが大切です。

③家族での情報共有
家族がどのような薬を服用しているか、ご存知ですか?
「予想外」が起こる緊急時・災害時に備え、
日頃から家族と情報交換する大切さが紹介されました。



講演の最後には、参加者の方々から活発な質問をいただき、
日常化する防災に対して、皆さんの意識の高さが感じられる時間となりました。

普段の生活から取り組むことができる【お薬の防災】について、
とても分かりやすく知ることができる、渡辺先生のご講演でした。
誠にありがとうございました。

次回の被爆者健康講話は、令和6年6月より実施予定です。
https://www.peace-nagasaki.go.jp/health-lecture

また、過去の講話は、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館HPにて動画配信中です。
ぜひご覧ください。
https://www.peace-nagasaki.go.jp/activity-video?online

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2024/01/25

令和6年1月18日(木)に第8回被爆者健康講話が開催されました。

「第8回被爆者健康講話」

令和6年1月18日(木)に、第8回被爆者健康講話が開催されました。

今回の講師は、長崎大学 医歯薬学総合研究科 先進予防医学共同専攻の大石 景子先生です。テーマは、「体内時計を整えて健康な体づくり」です。

開催に先立ち、原爆後障害医療研究所 国際保健医療福祉学研究分野の高村昇教授より、
ご挨拶と大石先生のご紹介、また、時差ぼけを例に、体内時計がいかに体に影響を及ぼすか、
説明させていただきました。



2017年に体内時計の仕組みを明らかにした研究が、ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
体内時計は、24時間周期の昼夜変化に同調し、
ほぼ1日の周期で体内環境を積極的に変化させる機能を持っています。

光が体の調整に深く関わっていて、寝る前にスマホを見たら寝つきが悪く感じる、
朝なかなか起きられないけれどカーテンを開けたら目覚めが良くなった、
時差ぼけ、などが例として挙げられます。



朝起きても部屋を暗いままにしたり、就寝前にテレビや携帯の画面を見たりしていると、
体内時計が乱れる原因となります。
体内時計の乱れは、代謝障害や免疫・アレルギー疾患にもつながります。

そこで、体内時計を整えるために、12カ条の心掛けが紹介されました。
・朝の体内時計のリセット(カーテンを開けて日光を取り入れる。)
・しっかり活動!(お昼寝は15時までの20~30分以内を目安に。)
・脳と体の興奮を避ける(就寝前のPC、テレビ、携帯は避けましょう。
               また、部屋の照明も明るすぎないように。)

上記は代表的な例で、その他にも日常生活で取り組みやすい事柄が多々紹介されました。
体内時計の調整に努め、より健康的な生活を目指していきましょう!

次回の被爆者健康講話は、令和6年2月15日(木)の予定です。
https://www.peace-nagasaki.go.jp/health-lecture

また、過去の講話は、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館HPにて動画配信中です。
ぜひご覧ください。
https://www.peace-nagasaki.go.jp/activity-video?online
2024/01/25

令和5年12月21日(木)に第7回被爆者健康講話が開催されました。

「第7回被爆者健康講話」

令和5年12月21日(木)に、第7回被爆者健康講話が開催されました。

今回の講師は、長崎大学 医歯薬学総合研究科 災害被ばく医療科学共同専攻の
入里 恵子先生です。
テーマは、「退院する時の心得~知っておくと安心 介護保険の上手な使い方~」です。



介護保険は、45歳以上の国民みんなで支えあう制度で、
介護にまつわる様々なサービスが受けられます。
100年間で日本人の寿命は2倍となり、また、介護を必要とする期間の長期化、
介護する家族の高齢化といったことが理由として、始まりました。

介護保険で対象となる病気は、脳血管疾患や認知症等、16種あります。
そして、介護保険サービスとしては、主に下記の4つです。

・自宅を訪問してもらう(訪問介護や訪問リハビリ)
・施設に通う(デイサービス)
・生活する環境を整える(住宅改修や福祉用具のレンタル)
・短期間施設への宿泊、介護保険施設に移り住む(ショートステイ、介護老人福祉施設等)



これらの介護保険サービスを受けるには、ケアマネジャーと契約することから
始まりますが、介護保険の認定には、約1ヵ月かかるため、早めの準備が大切です。
介護保険の利用を検討する場合は、「地域包括支援センター」等で相談ができ、
適切な情報が得られるとの紹介がありました。

介護保険に関して、サービスの内容や申請方法等、
詳細を知ることができる入里先生の講演でした。誠にありがとうございました。

次回の被爆者健康講話は、令和6年1月18日(木)の予定です。
https://www.peace-nagasaki.go.jp/health-lecture

また、過去の講話は、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館HPにて動画配信中です。
ぜひご覧ください。
https://www.peace-nagasaki.go.jp/activity-video?online
2023/11/28

令和5年11月16日(木)に第6回被爆者健康講話が開催されました。

「第6回被爆者健康講話」

令和5年11月16日(木)に、第6回被爆者健康講話が開催されました。

今回の講師は、長崎大学 原爆後障害医療研究所 国際保健医療福祉学研究分野の
折田 真紀子先生です。
テーマは、「認知症予防のための運動方法」です。

折田先生は、福島県双葉郡の「長崎大学・双葉町復興推進拠点」に
常駐されており、今回の講話はオンライン中継にて行われました。



現在、日本では認知症の方の数が年々増え、
2025年には高齢者の5人に1人が認知症になると言われています。
また、認知症の要因は加齢であるため、誰にも起こりうる身近な病気です。

さらに、介護が必要になった原因の第1位は認知症であるため、
これから要介護にならず、健康長寿をめざすためには、
認知症の予防が大きなカギを握っています。

講話では、認知症対策として、脳のトレーニング、座ってできる運動方法が紹介されました。

脳のトレーニングでは、穴あきしりとりや、名産クイズ、色読み・字読みを行いました。
参加者の皆さん、各々声に出しながら取り組んでくださいました。
色読み・字読みで行った例題を紹介します。

<色読み> 
書いてある字に惑わされず、色で文字をできるだけ早く読みます。

<字読み> 黄赤
文字の色に惑わされず、字をそのままに、できるだけ早く読みます。

色読み・字読みも早く読もうとすると、なかなか難しいものです。
オンラインで検索すると様々な例題が出ますので、チャレンジしてみてください。

運動としては、認知症予防のための頭を使いながら行う運動が紹介されました。
左右の腕の動きが異なる拮抗運動、手を順番にグーパーさせながら行う
足のリズム運動など、頭では分かっていても、いざやってみると難しい…!となる運動で、
実践してみて、頭を使っていることがよく感じられました。
ぜひご自宅でもチャレンジしていただけたら嬉しいです。

次回の被爆者健康講話は、12月21日(木)の予定です。
https://www.peace-nagasaki.go.jp/health-lecture

また、過去の講話は、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館HPにて動画配信中です。
ぜひご覧ください。
https://www.peace-nagasaki.go.jp/activity-video?online
2023/11/02

令和5年10月19日(木)に、第5回被爆者健康講話が開催されました。

「第5回被爆者健康講話」

令和5年10月19日(木)に、第5回被爆者健康講話が開催されました。

今回の講師は、福島県立医科大学付属病院の佐藤 良信先生です。
テーマは、「コリをほぐして健やかに~肩こり・腰痛のお話~」です。

講話に先立ち、当教室の高村昇教授から、挨拶と佐藤先生の紹介をさせていただきました。



今回の講話は、肩こり・腰痛についてでした。
肩こり・腰痛と聞くと、当てはまる方も多いのではないでしょうか?
例えば、肩こりを自覚している日本人はおよそ10人に1人、
約1,000万人いると言われています。腰痛の自覚がある人は、約1,280万人です。

佐藤先生より、肩こり・腰痛にもさまざまな種類があることや、
どのようなタイミングで病院に行くべきか、目安の紹介がありました。

また、肩こり・腰痛の予防・対策としては、
【適度な運動】、【正しい姿勢】、【入浴】、【ストレス解消】等、様々ありますが、
今回の講話では【ストレッチ】に焦点を当て、ストレッチ方法を教えていただきました。

❁肩こりストレッチの様子です❁


参加者の皆様には、ストレッチに熱心にご参加くださり、ありがとうございました!
いくつか紹介がありましたので、ご自身にぴったりのストレッチや体操が
見つかっていましたら、嬉しく思います。

ストレッチのデモンストレーションを交えた、実践形式で分かりやすい
佐藤先生の講演でした。誠にありがとうございました。

次回の被爆者健康講話は、11月16日(木)の予定です。
https://www.peace-nagasaki.go.jp/health-lecture

また、過去の講話は、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館HPにて動画配信中です。
ぜひご覧ください。
https://www.peace-nagasaki.go.jp/activity-video?online