令和4年12月15日(木)に第4回被爆者健康講話が開催されました。
「第4回被爆者健康講話」
令和4年12月15日(木)に第4回被爆者健康講話が開催されました。
講師は、長崎大学医歯薬学総合研究科 災害・被ばく医療科学共同専攻の川内野友彦さんです。
今回のテーマは「からだにやさしいがん治療 放射線治療」です。

放射線は、医療の世界では病気を治すのに役立っており、
そのほとんどが、がん治療に利用されています。
これまで、専門家不足や放射線に対する先入観などが理由により、欧米と比較して、
日本は放射線治療の割合が少ない現状でしたが、新しい高精度治療が増えたことや、
放射線治療が一般的なものとして理解されてきたことにより、
放射線治療を受ける患者数は増えてきています。
放射線治療のメリットとしては、
「身体を切ることなく、1日10分の治療外来で受けられること」
「外科手術が難しい場所にあるがんも治療できること」
「高齢の方や合併症の方も治療できること」
「臓器の形態・機能を温存できること」などが挙げられます。
デメリットとしては、
「がんの種類や進展によって、放射線の効果が異なること」
「副作用を伴う場合があること」、「治療に時間がかかること」
「同じ部位への再治療ができないこと」があります。
放射線の照射の仕方も種類があり、【がん細胞をゼロにし、完全に治す根治照射】、
【目に見えない病変に照射し、再発を予防する予防照射】、
【症状を和らげる緩和照射】が紹介されました。
講話後の質疑応答の時間では、参加者の皆さんから、
ご自身の知識や経験を踏まえた具体的な質問が飛び交いました。
放射線治療といっても、様々な種類があり、
より安全かつ精度の高い治療が増えていることが分かりました。
メリット・デメリットを正確に理解して、がん治療の一つの選択肢として、
放射線治療を捉えることが重要だと感じる講話でした。
放射線の歴史も交えながら、様々な症例を紹介くださいました川内野先生のご講演、
誠にありがとうございました。
次回の被爆者健康講話は、1月19日(木)の予定です。
https://www.peace-nagasaki.go.jp/health-lecture
令和4年12月15日(木)に第4回被爆者健康講話が開催されました。
講師は、長崎大学医歯薬学総合研究科 災害・被ばく医療科学共同専攻の川内野友彦さんです。
今回のテーマは「からだにやさしいがん治療 放射線治療」です。

放射線は、医療の世界では病気を治すのに役立っており、
そのほとんどが、がん治療に利用されています。
これまで、専門家不足や放射線に対する先入観などが理由により、欧米と比較して、
日本は放射線治療の割合が少ない現状でしたが、新しい高精度治療が増えたことや、
放射線治療が一般的なものとして理解されてきたことにより、
放射線治療を受ける患者数は増えてきています。
放射線治療のメリットとしては、
「身体を切ることなく、1日10分の治療外来で受けられること」
「外科手術が難しい場所にあるがんも治療できること」
「高齢の方や合併症の方も治療できること」
「臓器の形態・機能を温存できること」などが挙げられます。
デメリットとしては、
「がんの種類や進展によって、放射線の効果が異なること」
「副作用を伴う場合があること」、「治療に時間がかかること」
「同じ部位への再治療ができないこと」があります。
放射線の照射の仕方も種類があり、【がん細胞をゼロにし、完全に治す根治照射】、
【目に見えない病変に照射し、再発を予防する予防照射】、
【症状を和らげる緩和照射】が紹介されました。
講話後の質疑応答の時間では、参加者の皆さんから、
ご自身の知識や経験を踏まえた具体的な質問が飛び交いました。
放射線治療といっても、様々な種類があり、
より安全かつ精度の高い治療が増えていることが分かりました。
メリット・デメリットを正確に理解して、がん治療の一つの選択肢として、
放射線治療を捉えることが重要だと感じる講話でした。
放射線の歴史も交えながら、様々な症例を紹介くださいました川内野先生のご講演、
誠にありがとうございました。
次回の被爆者健康講話は、1月19日(木)の予定です。
https://www.peace-nagasaki.go.jp/health-lecture
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